- 加湿器の選び方が知りたい
- 加湿器の手入れにストレスを感じている
- 加湿効率がよい加湿器が知りたい
肌寒くなる季節になると乾燥が気になりますよね。
特にテレワーク中心の生活になって自宅で過ごす時間が多くなったため、仕事部屋を適度な湿度に保つことは快適に過ごす上で重要です。
もともと喉が弱い私はこれまでさまざまなタイプの加湿器を使ってきましたが、手入れが面倒だったりなかなか満足できる加湿器に出会えていませんでした。
そんな中で最終的に行き着いたのが「象印のスチーム式加湿器」です。
これはポット型をしていて、お湯を沸かしてその蒸気で加湿するものです。
フィルターがなく、お手入れが簡単なのが最大の特徴です。
この記事では、加湿器の選び方から私が行き着いた「象印のスチーム式加湿器」の具体的な特徴・メリット/デメリット・口コミ/評判について解説していきます。

とても人気でシーズンには売り切れることもある製品です!ぜひご覧ください!
加湿器の選び方
加湿器には大きく分けて3つの種類があります。
それぞれの特徴について解説します。
①気化式
フィルターに水を吸わせて、そこに風を当てて蒸発させることで加湿するタイプのものです。
比較的電気代は安いというメリットはありますが、タンクやフィルターに雑菌やカビが発生しないように定期的な手入れが必要です。
②超音波式
超音波の振動により水を細かいミストにして噴出するタイプです。
比較的安い加湿器はこの超音波式のものが多いです。
こちらも気化式と同様にタンクやフィルターに雑菌やカビが発生しやすいので、定期的な手入れが必要です。
③スチーム式
電気ポットのようにヒーターでお湯を沸かして、その蒸気で加湿するタイプです。
気化式や超音波式と異なり、沸騰するため雑菌やカビが発生しにくく、フィルターもないため、衛生的で手入れが楽ちんなのがメリットです。
一方、他のタイプと異なりお湯を沸かすため、電気代が比較的高いと言われています。
私が選んだ加湿器:象印のスチーム式加湿器

これらの3つのタイプを比較した上で、私が選んだのは象印のスチーム式加湿器です。
我が家では、使用する部屋の大きさに合わせて2台購入して使っています。
最初は1台を購入して、その使用感に満足していました。
それから数年後、家族が増えたり生活の変化に合わせてもう1台買い足す必要が出てきた際に、なんの迷いもなく同じく象印のスチーム加湿器を買い足しました。
少し型が古いものですが、我が家で使っているのは以下です。
型式 | 2021年 | 2016年 | |
型番 | EE-RQ35 | EE-RL50 | |
加湿能力 | 350 mL/h | 480 mL/h | |
適用床面積の目安 | 木造和室 | 10㎡(6畳) | 13㎡(8畳) |
集合住宅及びプレハブ洋室 | 16㎡(10畳) | 22㎡(13畳) | |
タンク容量 | 2.2 L | 3.0 L | |
外形寸法 幅×奥行×高さ(約cm) | 24×26×27.5 | 24×26×31.5 |
選んだ決め手
数多くある加湿器の中からなぜこの象印のスチーム加湿器を選んだのか、その3つの決め手について説明していきます。
決め手①:手入れが楽ちん
最も重要な決め手はこれです。
加湿器の手入れの重要性
加湿器を使う場合、衛生的な状態を保つことが重要です。
手入れを怠って加湿器の中にカビや雑菌が繁殖した場合、加湿器を稼働させることでカビや雑菌が空気中に放出されてしまいます。
健康のために使うはずの加湿器が、この雑菌やカビによって加湿器肺炎など肺や気管支にアレルギー反応を起こすことがあります。
とは言え、1~2週間おきにフィルターやタンクの掃除を必ずできている人はどれだけいるでしょうか。
面倒でなかなかできていないという人も少なくないはずです。
私もそのひとりなので、とにかく手入れが楽な加湿器がよいと考え調べたところ、フィルターがなく、沸騰させるために雑菌が繁殖しにくいスチーム式加湿器に行き着きました。
蓋を開けた中はこんな感じです。


フィルターがなく、ポットと同じような感じですよね。
象印スチーム加湿器の手入れ方法
湿器の手入れはどのように行うか解説します。
洗浄はクエン酸を使って1~2ヶ月に1回が推奨されています。
私の場合は、12月~3月の約4ヶ月間使用するのですが、だいたい年間3回程度洗浄しています。
- 1回目:シーズンの使い始めの12月上旬ごろ
- 2回目:使い始めから1ヶ月過ぎた1月中旬ごろ
- 3回目:シーズンの使用を終えるときの3月下旬ごろ
やり方は以下の手順です。
- コップ等にクエン酸30g(型式により異なると思います)を入れて、ぬるま湯で溶かし、内容器に水といっしょに容器内の「ここまで」のラインまで入れます
- 上ぶたを閉め、プラグを接続する
- 電源を入れて、「湯沸かし音セーブ」キーを3秒以上押す
・洗浄中:ランプが点滅(約1時間30分)
・洗浄終了:ランプが点灯 - 内容器を水ですすぐ
ちなみに、象印から専用のクエン酸の洗浄剤も売られているので、その利用がおすすめです。
決め手②:スチーム式加湿器の中で象印が売れ筋だったから
スチーム式加湿器もいくつかのメーカーから販売されています。
その中でなぜ象印を選んだかというと、ダントツで売れていたからです。
某ランキングサイトでスチーム式加湿器を調べてみたところ、なんと売れ筋上位10製品のうち9製品が象印製でした。
冬後半になると品切れや価格が高騰することもあるようなので、お早めに決断されることがおすすめです。
決め手③:部屋も一緒に温まる
気化式や超音波式の加湿器から出てくる蒸気は冷風で出てくる製品が多いですが、スチーム式加湿器の場合は沸騰させているため温かい蒸気が出てきます。
そのためスチーム式加湿器を使用すると、湿度が高くなるのみではなく、部屋も暖かくなります。
加湿器を使用するのは湿度が低い冬がメインになるため、加湿器のみでも部屋が暖かくなるのは大きなメリットです。
使ってみてのレビュー
これまでの決め手で購入を決意した私。
では使ってみた正直な感想はどうだったのか。
よかった点(メリット)と気になった点(デメリット)を説明します。
よかった点(メリット)
まずはよかった点(メリット)からです。
①やっぱり手入れが楽!
手入れが楽な点は使ってみてメリットを強く実感しています。
先に説明した通り、クエン酸を入れてボタンを押すだけで洗浄できるので、全く手間に感じません。
フィルターがないという点もかなり大きなメリットです。
フィルターを外して、洗って、干すということは不要ですし、フィルターの寿命が来たら購入して交換ということも不要です。
使用しているときもそうですが、シーズンが終わってしまうときや使い始めるときの洗浄もフィルターがないので非常に楽です。
②タンクが分かれていないのが楽!
本体とタンクが一体になっている構造も私はメリットに感じています。
よくあるタンクが別の加湿器だと、タンク自体の洗浄が必要です。
また、毎日タンクを取り出して、タンクの口を開けて、水を入れて、口を閉じて、タンクを本体に戻すというそれなりの手間がかかります。
一方、象印のスチーム式加湿器の場合は、本体をそのままキッチンに持っていき、蛇口のノズルを伸ばして水を入れて、コードを接続するだけで使えます。
気になった点(デメリット)
次に気になった点(デメリット)です。
①気化式よりは音がする
私はあまり気にならない方ですが、沸騰させて蒸気を出すため、「サー」と蒸気が出てくる音がします。
ずっとなり続けているわけではなく、沸騰するときだけです。
「湯沸かし音セーブモード」があり、通常より抑えることも可能ですが、それでも一定の音はするので、神経質な人は寝室での使用は向かないかもしれません。
②置き場所に注意が必要
沸騰して蒸気を出しているため、蒸気が出る箇所は高温になります。
ただ、100℃の蒸気が出てくるわけではありません。
熱すぎて危険がないように約65℃まで冷ました蒸気が出てきます。
とは言え、小さなお子様には少し危険なので、置く場所などは注意したほうがよさそうです。
我が家でも子どもの手が届きにくい棚の上に設置しています。
象印スチーム式加湿器の評判・口コミ
ここまでは私が実際に使ってみて感じたメリットとデメリットを説明しました。
ここでは、私以外の使っている方がどのように感じているか、評判や口コミを紹介していきます。
象印スチーム式加湿器の良い評判・口コミ
まずは良い評判・口コミからです。
象印スチーム式加湿器の悪い評判・口コミ
続いて悪い評判・口コミも見ていきましょう。
見た目がポット型でおしゃれではないという点と、音がするという点はいくつかツイートがありました。
でも性能面は多くの方の満足度が高そうでした。
象印スチーム式加湿器のラインナップ
私が使っているものは少し型式が古いものなので、ここでは2022年時点で購入可能な象印製のスチーム式加湿器を紹介します。

使用する部屋の広さや使い方、デザインの好みなどで選ぶ際の参考にしてください。
タイプ | ①就寝時に便利な長時間加湿タイプ | ②手軽に使えるベーシックモデル | ||
品番 | EE-DC35 | EE-DC50 | EE-RR35 | EE-RR50 |
容量(L) | 3 | 4 | 2.2 | 3 |
消費電力(W) 湯沸かし立ち上げ時 | 985 | 985 | 985 | 985 |
消費電力(W) 加湿時 | 305 | 410 | 305 | 410 |
定格加湿能力(mL/h) | 350 | 480 | 350 | 480 |
適用床面積の目安(木造和室) | 10㎡(6畳) | 13㎡(8畳) | 10㎡(6畳) | 13㎡(8畳) |
適用床面積の目安(集合住宅及びプレハブ洋室) | 16㎡(10畳) | 22㎡(13畳) | 16㎡(10畳) | 22㎡(13畳) |
連続加湿時間(h)強 | 8 | 8 | 6 | 6 |
連続加湿時間(h)中 | 16 | 16 | – | – |
連続加湿時間(h)弱 | 32 | 32 | 27 | 24 |
外形寸法 幅×奥行×高さ(約cm) | 24×27.5×32.5 | 24×27.5×36.5 | 24×26×27.5 | 24×26×31.5 |
本体質量(約kg) | 2.7 | 2.9 | 2.3 | 2.4 |
①就寝時に便利な長時間加湿タイプ(EE-DC)

こちらのタイプの特徴は以下です。
- 強での連続加湿時間は約8時間で、就寝時の利用に便利
- 色はホワイトとグレーの2色展開
このタイプの製品は2つあります。
EE-DC35
こちらは木造和室6畳、集合住宅及びプレハブ洋室10畳が目安です。
容量は3Lと少し小さめです。
EE-DC50
こちらは木造和室8畳、集合住宅及びプレハブ洋室13畳が目安です。
容量は4Lで、その分本体も容量3Lのものと比較して高さがあります。
②手軽に使えるベーシックモデル(EE-RR)

EE-RR35
こちらは木造和室6畳、集合住宅及びプレハブ洋室10畳が目安です。
容量は2.2Lと4製品の中で最も小さく、高さも最も低い製品です。
EE-RR50
こちらは木造和室8畳、集合住宅及びプレハブ洋室13畳が目安です。
容量は3Lです。
まとめ
以上、象印のスチーム式加湿器について紹介しました。
いろいろな加湿器を使ってきましたが、我が家はもうこれ一択です。
フィルターを外して、こまめに掃除をする自信のない方には非常におすすめできます。
まずは、寝室やテレワーク部屋などに小さいタイプのものを試しに導入してみるのもありかもしれません。
ぜひ検討してみてください。
他にもテレワークになって買ってよかったもの(契約してよかったもの)をこちらの記事で紹介しています。

きっと参考になるものが見つかるはずです。ぜひご覧ください!