- テレワークのときに生活音が聞こえてしまうのが気になる
- 子供の泣き声や騒ぎ声がウェブ会議中に拾われて迷惑をかけていないか心配
- 周囲の音がもれるのが心配なので、しょうがなく出社している
テレワークで神経を使うことのひとつに「生活音が聞こえてしまっていないか?」ということがあげられます。
この悩みにはいろいろな対策があると思いますが、この記事ではマイクに焦点をあてて対策を考えます。
結論としては、単一指向性のピンマイク「FIFINE(K053)」の導入がおすすめです。
なぜそのような考えに至ったか、実際に使ってみてどうかをお伝えします。

なぜそのような考えに至ったか、実際に使ってみてどうかをお伝えします。
ウェブ会議で周りの音を拾ってしまう悩み

私の場合、妻と2人の幼稚園児(男の子)と生活しているので、ウェブ会議や電話をしているときに、元気いっぱいな子供の声や走り回る音のような生活音が入ってしまうことがしばしばあります。
もちろん子供に静かにしてもらうようにお願いするものの、そんなに簡単には行かず・・・。しょうがないですよね。
こちらの事情で静かにと子供にお願いするのも心が痛いので対策を考えることにしました。
対策としては、
- 使うマイクを見直す
- 防音対策を検討する
- 部屋を変える
- 子供にお願いする
などありますが、この記事ではマイクを見直すことによる解決を目指します。
マイクの選び方

マイクを選ぶ上でのポイントは、「①指向性」と「②設置タイプ」の2つあります。
結論としては、
- ①指向性 :単一指向性
- ②設置タイプ:ピンマイク
のマイクを選ぶことをおすすめします。
なぜこのような結論なのか、解説していきます。
選ぶポイント①:指向性
マイクには大きく分けて3つの指向性があります。
- 全指向性/無指向性:360℃のすべての方向の音を拾える設計のもの
- 双方指向性:マイクの正面と背面の二方向から音を拾う設計のもの
- 単一指向性:マイクの正面方向のみから音を拾う設計のもの
このうちウェブ会議で使用するようなマイクは、「全指向性/無指向性」か「単一指向性」どちらかが選択肢になります。
※双方指向性のマイクは、会議用途のマイクではあまり見られないのでここでは省略します。
全指向性/無指向性のマイクは、全方向から音を拾うため、複数人が会議室からウェブ会議に参加する場合のマイクに適していますが、自宅で一人でウェブ会議に参加する際には、自分がいない方向からの音も拾うので、周辺の音を拾いたくない場合はあまり適しません。
一方、単一指向性のマイクは、自分の口元にマイクを向ければその方向を中心にしか音を拾わないので、自宅で一人でウェブ会議に参加する場合には単一指向性が適していると言えると思います。
選ぶポイント②:設置タイプ
次は設置タイプです。
どのようなものがあるか以下の4つの分類で紹介します。
- マイクスピーカー
- ヘッドセット・イヤホンマイク
- スタンドマイク
- ピンマイク
1.マイクスピーカー

会議室によく設置されているタイプのマイクです。
用途としては複数人の会議で使用するためのマイクのため、全指向性/無指向性のものがほとんどで複数人の声が拾えるようになっています。
なので、生活音が気になる私としてはこのタイプは候補から除外しました。
2.ヘッドセット・イヤホンマイク

マイクが口元に来て、周囲の音を拾いにくいという観点ではよいと思います。
ただ、カメラオンでウェブ会議をする機会も多いため、極力自然体に近い形がよいと思い、こちらも候補から除外しました。
3.スタンドマイク

単一指向性のものが多くあり、これも候補になりました。
ただ、周囲の生活音を拾わないという観点でいうと、極力マイクと口元を近づける必要があり、
- カメラへのマイクの映り込みが気になる
- デスクがごちゃごちゃする
ということが気になりこちらも候補から外れました。
4.ピンマイク

最終的に候補になったのがこのピンマイク。
口元の近くにマイクを設置することができて、デスクでも邪魔にならないという点が優れています。
比較結果
タイプ別に比較するとこのような感じになりました。
指向性 | 見た目 | 設置スペース | 口元との距離 | |
マイクスピーカー | ✕ | ◯ | △ | △ |
ヘッドセット・イヤホンマイク | ◯ | ✕ | ◯ | ◯ |
スタンドマイク | ◯ | ◯ | ✕ | △ |
ピンマイク | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
この結果から私は「ピンマイク」にすることにしました。
私が選んだ単一指向性のピンマイク:FIFINE(K053)

上記のとおり、テレワークのマイクには
- 単一指向性
- ピンマイク
という軸で探すことがおすすめです。
この軸で探した結果、私が購入したのがこのFIFINE(K053)です。

基礎スペック
基本的なスペックはこちらです。
単一指向性のピンマイクであることがわかります。
型番 | K053 |
指向特性 | 単一指向性 |
正面感度 | -38~41dB |
インピーダンス | ≤680Ω |
周波数特性 | 50~16,000Hz |
消費電力 | ≤0.5mA |
S/N比 | ≥56dB |
パッケージ内容

入っているものはこちらです。
- USBピンマイク(USBサウンドカード内蔵)
- ラペルクリップ
- マイク風防
- 日本語取扱説明書
ピンマイクにはクリップと風防が装着された状態で梱包されていました。
ちなみに電源は、USBから供給されるので電池などは不要です。
選んだ決め手

正直なところ、単一指向性のピンマイクという時点で結構選択肢が少なかったです。
その中でも、FIFINE(K053)のピンマイクを選択した理由を紹介します。
決め手①:海外でも販売実績がある信頼性

FIFINEは私も聞き慣れない会社でしたが、中国の企業です。
ホームページを見てみると、マイクを主に扱っていて、グローバルに展開されています。
Amazonの口コミを見ると日本語だけではなく、英語などのレビューも多くありグローバル展開されていることがわかります。
念のためアメリカ版のAmazonも確認しましたが、FIFINEの製品は多数表示され、口コミの数が1000を超える製品も多くありました。
決め手②:Amazonで多くの販売実績がある

コンピュータ周辺機器はよくわからないメーカーのはずれを引いてしまうこともあるので、会社への信頼性は重要です。
そこでFIFINEの他の製品をAmazonで調べてみましたが、扱う製品数も多く、その口コミも多数確認できて多くの方に利用されていることが確認できました。
決め手③:口コミがよい
この製品のAmazonで口コミも確認したところ、ポジティブな口コミが多かったのも決め手のひとつです。
主な口コミはこちらです。
- 色々試しましたが、イヤホンの音質やマイク感度は抜群にいい
- これに変えてから、聞き取りにくいといわれることもなくなりました
- ノイズもほとんどないのでクリアに聞こえました
- 口元に設置できるので声は相手に届けやすいと思います
決め手④:コスパよく失敗しても許せる価格
いろいろな口コミを確認しても、結局は実物で自宅の環境で試せないので、ギャンブル要素は残ります。
この製品は2,000円~3,000円程度(私が購入した時点)なので、1万円以上する製品も多くある中では、「まぁ失敗しても許せるかな・・・」というのも購入の決め手になりました。
決め手⑤:ケーブル長が2mと長め
ピンマイクをいろいろ調べてみると、ケーブル長が1mや1.2mという製品も多く見られました。
私の設置環境上、USBポートから自分の襟元までの距離や体の向きを変えたりすることを考えると1mとかでは少し短いと考えました。
USB延長ケーブルなどで延長することもできなくはないですが、煩わしいですし、「それで音質悪くならないか・・・」とかも気になります。
そんななかこちらはケーブル長2mと余裕の長さだったのもよかったです。
使ってみてのレビュー

これまでの決め手で購入を決意した私。
では使ってみた正直な感想はどうだったのか。
よかった点と気になった点を説明します。
よかった点
まずはよかった点からです。
①音質がいいと相手から言われた
毎日のようにウェブ会議等で会話している相手に音質を確認したところ、非常に聞き取りやすいという評判でした。
自分でも録音して確認しましたが、ノイズが入ることもなく、はっきりと切れがよく聞き取りやすく聞こえました。
②イヤホンマイクから解放
それまではイヤホンマイクを使ってウェブ会議に参加していました。
1日のほとんどウェブ会議をしていることも多く、耳が痛くなることがありましたが、このピンマイクとスピーカーからの流れる音声で会議参加するようになって、耳には何も装着することがなくなって非常に耳の疲れが減りました。
ピンマイクの場合、着けっぱなしでも違和感ないので、「1時間後にまた別のウェブ会議」という場合もピンマイクを着けたままにして、次のウェブ会議にスムーズに入ることも可能です。
気になった点
次に気になった点です。
①USB接続部分が太い
この写真のとおり(準備中)、私はUSBハブにマウス等いろいろ接続しているのですが、この製品はUSB接続部分が太いので、複数のUSBポートが近くに並んでいる場合はとなりのポートを邪魔してしまう場合があります。
私のUSBハブでは、邪魔してとなりのポートが使えなくなってしまう状況だったので、この製品は対面側の1つしかないポートに挿すことで利用しています。
ポートの数に余裕がなく、ポート間の距離が近い場合は要注意です。
②指向性は思ったより強くない
これは私が無知で期待値が高すぎたところがあるかもしれませんが、単一指向性を重視して選んだものの、思っていたよりは単一指向性の効果は薄かったです。
表現が難しいですが、口元でピンマイクに向けて話した音量を100とした場合、同じ位置でピンマイクを口から反対に向けて話したときの音量は80ぐらいの感覚です。(あくまでも私の主観なのでご容赦ください。。。)
もちろん全指向性/無指向性の場合は、反対に向けても音量は100になるはずなので、単一指向性のものを選択してよかったと思っています。
まとめ

以上、テレワークのマイクの選び方(単一指向性のピンマイク)から、FIFINE(K053)を使ってみてのレビューを説明しました。
ウェブ会議での音声品質やノイズへの配慮は相手への思いやりです。
自分自身のウェブ会議の音声を聞いたことがない方はぜひ録音して聞いてみてください。
また、生活音が漏れていないかそわそわしながら会議に参加して、会議に集中できないことがあるという方もいると思います。
ひとつの解決策として、ぜひFIFINE(K053)の購入をご検討ください。